10月14日に港区で開催された第65回男子日本ボディビル選手権と第37回女子日本フィジーク選手権。スター選手の競演にスポーツマインド寒川(田端)の高木昇選手(49)と栗原智美選手(51)が加わった。
10年以上ぶつかる難関
舞台にずらりと並ぶ選手は、全員がダビデ像のよう。2人とも規定のポーズに力を振り絞ると血管などの線が浮き出た。体や指を震わせながらも、どこか表情は穏やか。客席からは感極まったように「最高だ」「でかい」「お母さん」などの叫びが飛び交う。全日本出場は栗原さんが4回、高木さんは10回以上の出場を果たすベテランだが、一次審査から厳しい事でも知られ、予選通過の経験はない。今回も77人から決勝の24人にしぼられ、悲願はかなわなかった。
会社員の高木さんは18歳でジムに入門。アーノルド・シュワルツェネッガーにあこがれ、30年鍛え続けたが、上位選手を抜く事は難しく最近は若手も台頭する。栗原選手のきっかけはダイエット。家事や子育てと肉体鍛錬を両立してきた。
ボディビルは徹底した食事管理に、減量もある。2人とも20代の頃は食欲に悩まされたが「薄れている」という。原動力は「努力が目に見える」「確実に少しずつ変っている」手ごたえ。挑戦の意欲は膨らみつつある。
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