寒川出身の福岡啓(ひらく)選手(横浜こどもスポーツ基金・25歳)が10月6日に開催された日本トライアスロン選手権で3位に入賞した。
お台場を会場に水泳と自転車、ランで競うレースで、2位の選手と2秒差でゴールした。2位を逃した事について「とても情けなく悔しい」と自分を叱咤しつつ「五輪が夢物語でなくなってきている、気を引き締めたい」とコメントした。
福岡さんは3歳から水泳を始め、寒川の自然を駆け回って育った。旭が丘中を経て大学時代にトライアスロンの道へ。2015・16年の学生選手権を連覇、今年6月の国際大会でも優勝するなど数々の戦績を残している。現在日本ランキング4位。目標は五輪選考会でもある3・4月の大会(アブダビ・バミューダ諸島)での上位入賞だ。
福岡さんは幼い頃に交通事故に遭った。「日常生活も困難になる」と言われながらも諦めなかった結果、アスリートとしての今がある。胸に残っているのは、きつい練習の後、神川橋から見えた赤い空と富士のシルエット。「遠い目標に対して目の前の事を何年も努力する、どんな力が働いても諦めない事を伝えたい」とコメントした。
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