神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
寒川版 公開:2020年8月7日 エリアトップへ

「循環バス」「給食センター」 次は「新化」の20年 町総合計画の基本構想可決

社会

公開:2020年8月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

 寒川町の2040年度までの指針となる「総合計画」の基本構想が7月30日に町議会で可決された。これをもとに来年3月末までに実施計画を作り、具体化させる。

 町では昭和45年から5つの総合計画を打ち出し、経済情勢などの変化に合わせて節目ごとに施策を見直してきた。

 新たに打ち出した将来像は「つながる力で 新化するまち」。町では昨年度町民参加型のワークショップや講演会を開いてきた。参加者の意見も聞き取りながら「進化」や「深化」ではない、新しく変わることへのチャレンジをこめた「新化」という造語に決めたという。この2文字は民間企業のキャッチフレーズなどにも使われている。

 20年後の人口は現在の約4万8千人から約5千人が減る推計だが、約3千人の減少に抑える目標。この数字には寒川南IC周辺の企業誘致や新幹線新駅なども加味されている。都市のあり方の面では寒川神社や中央公園一帯を「にぎわい創出ゾーン」と位置づけた。

 基本構想は子育て推進や健康寿命延伸、自然環境保全や都市インフラ最適化などの柱があり、中でも自然災害や特殊詐欺対策では「常に最悪の事態を念頭に置く」「従来の防災の範囲を超えた対策を進める」など、強調した文言となった。

初の総合計画半世紀前も構想あった

 半世紀ほど前に作られた初の総合計画(昭和45年)を開くと、今の寒川を見ているかのような構想も読み取れる。道路構想の地図には相模川沿いに「第3外郭環状線」(圏央道)が描かれている。町の開発に合わせた「循環バス」導入や、小中学校完全給食実現のための「給食センター」整備も提言。鉄筋コンクリート平屋造り(4500食提供)と具体的に打ち出されている。これから約30年後にコミュニティバス(現もくせい号)が走り始めた。令和5年度の小中給食実施を目指して、給食センターの設計も進められている。

寒川版のトップニュース最新6

観光ガイドクラブ発足

観光ガイドクラブ発足

2団体が合併し地域振興

4月12日

ゼロカーボンへ協定

寒川町

ゼロカーボンへ協定

茅ヶ崎市、東京ガスと締結

4月12日

レール脇に案内図設置

西寒川支線廃線跡

レール脇に案内図設置

「貴重な遺産」周知図る

3月29日

パリパラ代表に決定

パラ水泳選手田中映伍さん

パリパラ代表に決定

選考会で派遣基準クリア

3月29日

「町最大級」のドッグランが登場

「町最大級」のドッグランが登場

4月21日に「いぬまつり」

3月15日

言葉贈りブランド醸成

寒川町

言葉贈りブランド醸成

「『高座』のこころ。」カードに

3月15日

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook