寒川町出身の佐藤龍二選手(32)が8月27日〜30日に小田原競輪場の北条早雲杯争奪戦(GIII)に出場した。小田原は2008年に自身がデビューした場所。最終日の4R・S級選抜で1着となり、天に腕を突き上げた。
佐藤さんが競輪の世界を知ったのは小学校の頃。祖父の好さんに連れられて平塚や小田原競輪場で観戦するうち「絶対に選手になる」と胸に誓うようになった。一之宮小の卒業文集には「高校では自転車部に」などの目標を書き連ね、文字通りに夢を実現してきた。
デビュー12年目の現在は競輪選手の中でも上位のS級2班に所属。全国を転戦しつつ、地元に帰った折には中央公園のパンプトラックでBMXに乗ったり、寒川神社にも通う。選手とは別に、町民有志による「高座のこころ実行委員会」メンバーという横顔もある。寒川を「帰りたくなる町」にし、移住定住をいかに増やすか。町への恩返しの一環で毎年寄付も続けている。取材に対し「競輪を多くの人に知ってほしい。GIで勝ちたい。名が残るような選手でありたい」と語った。
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