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一斉消灯の儀式が文化財に 寒川神社伝統の追儺祭

文化

掲載号:2021年1月8日号

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儀式を終えた利根康教宮司ら神職 烏帽子の上に「兜」をかぶっている
儀式を終えた利根康教宮司ら神職 烏帽子の上に「兜」をかぶっている

 寒川神社で1月2日に厄災を追い払う追儺祭が行われ、境内は一斉消灯した「浄闇」に包まれた。少なくとも江戸時代から続く行事で、町は12月に無形民俗文化財に指定した。

 初詣で賑わっていた境内に、放送で夜8時の一斉消灯と、携帯電話の操作もできない旨が告げられた。儀式が始まり、暗くなった神門前で、祭員と呼ばれる神社関係者一人ひとりに木製の太刀や弓などが授けられた。行列は鳥居に向かって境内を練り歩き、その白い装束が漆黒にうっすらと浮かぶ。夜空の星座が際立ち、沿道の参拝者は無言で見守っている。

 行列が向かう先は境内の鳥居近くと神門奥の内庭の2ヵ所。ここで神社の後方にある「難波の小池」で汲まれた清水をまいて悪疫を払い清め、祭員たちは「宝物かぞえ」と呼ばれる言葉を唱えた。呪力にみちた矢数が揃っていることを誇示する意味があるという。行列は「なんばーのこいけー」と唱和して練り歩き、厳かな太鼓の音が続いた。それ以外は木々が揺れる音だけ。御本殿内に戻ると真っ暗な中で巡るように歩く様子がうかがえ、一斉に板を叩く音が滝のように響いた。

 再び灯りが戻ると、神職や祭員たちの烏帽子には普段見られないヒカゲノカズラを編んで作った「兜」が、冠のように載っていた。

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