春の選抜で注目された東海大相模対、東海大甲府の試合。系列校同士の対決は延長11回の末に、相模が勝ち上がり、同校が頂点に上り詰めた。甲府側の主将は、寒川出身の三浦諒太君(3年生)だった。今も寒川を離れて寮生活を送りながら、夏に向けて力をためている。
両校は昨年秋にも対戦、その時は甲府が勝っていたため、今回は相模側の雪辱となった。「負けた時は自分の責任と思った。相手も相当な思いで取り組んできたはず。その気持ちを上回れなかった」。旭小3年の時に母に野球体験イベントに誘われ、寒川イーグルZで基本から教わった。「指導者に恵まれ、野球を楽しいと思えた原点です」。土日に遊べなくなり一時はさぼりがちになったが「これでは試合に出られない」と再燃。旭が丘中の時に「甲子園に行きたい」と所属していた湘南ボーイズの監督に話したところ、東海大甲府を勧められた。
主将であり捕手というポジションは、部員の個性も把握しやすく、仲間の気持ちのありようも把握しやすい。「人を知ることは自分の成長」と捉える。今は投手陣の増強を目標に練習の日々。寒川にはほとんど帰れず、両親も気遣ってか、あまり野球の話はしない。
寒川っ子たちに、伝えたい事がある。「夢や目標は人それぞれ。頑張っていてつらい事、理不尽な事があるかもしれない。でもガマンしてやった分は必ず良い結果として返ってきます」
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桜色に染まる週末4月12日 |
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