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寒川 文化

公開日:2022.02.04

景時の子も光る
景季のエピソード「箙の梅」

  • 矢を運ぶための「箙」に梅を挿して戦った

 寒川ゆかりの武将で、大河ドラマで注目されている梶原景時。その嫡男で源平合戦に従軍した景季(かげすえ)の雄姿が寒川神社の御本殿で光を放っている。刃を構える背には梅の枝が。ねぶた師の諏訪慎さんが制作した。

 景季は木曾義仲と源義経が宇治川(京都)で戦った時に先陣争いを繰り広げたり、生田の森(神戸)での平家との戦いでも奮戦、梅の枝を箙(えびら=矢を運ぶ道具)に挿して戦ったエピソードなどがある。

 のちに父景時とともに鎌倉から離れ、一宮館(寒川)を経て上洛を目指す途中で討たれた。鎌倉市笛田の佛行寺には、景季の片腕を埋めたと伝わる「源太塚」が残る。

 中村獅童さん演じる景時は2月6日放送の大河ドラマで初登場する。景季が登場するかは不明。主演の小栗旬さんは2005年の大河「義経」で景季を演じている。

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