戻る

寒川 教育

公開日:2022.02.04

茅ケ崎北陵高校出身
野口さん東大特任教授に

  • 神崎亮平所長と野口聡一さん(右)提供:東京大学先端科学技術研究センター

 茅ヶ崎市出身の宇宙飛行士・野口聡一さんが、昨年12月に東京大学先端科学技術研究センターの特任教授になった。

 野口さんは約4年前から、障害者やトップアスリートなど特殊な経験をした当事者が、自ら解決方法等を研究する「当事者研究」を、同大学准教授で車いすユーザーの熊谷晋一郎さんと進めてきた。野口さんは「宇宙空間での生活が人間の内面にどのような変化をもたらすか」などの研究に携わっている。

 1月5日に開かれた記者会見で熊谷さんは「野口さんに着任していただくことで、障害や精神、発達の分野など、言葉や知識での表現が追い付いていない分野の研究を進めたい」と話し、野口さんは「当事者の立場から社会の問題を明らかにしたい。特に現代は多くの人が生きづらさを感じているので、そこに何かしらの示唆や光を当てられたら」と話した。

 野口さんは茅ケ崎北陵高校卒業後、東京大学航空宇宙工学部航空学科、同大大学院工学系研究科航空学専攻修士課程修了。「学生の時に同センターで研究していた」というつながりがあった。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

寒川 ローカルニュースの新着記事

寒川 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS