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寒川版 公開:2022年6月10日 エリアトップへ

宮山にある水道記念館(湘南遺産)の館長を務める 千葉 祐一さん 相模原市在住 67歳

公開:2022年6月10日

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水道の歴史と、使命と

 ○…重厚なレンガ造りの外観が独特な趣を感じさせる「水道記念館」。県営水道発祥を伝える旧送水ポンプ所で、湘南遺産にも登録されている同館の館長を今年4月から務めている。コロナ禍で体験型の設備は休止中。「県営水道の歴史や建物の魅力をいかに伝えるか」を熟考し、着任後まもなく、扁額やパネルの展示を開始。「子どもから大人まで更に楽しめるようになったと思います」と自信を見せる。

 ○…大阪生まれ、川崎育ち。県企業庁に就職し、最初の配属先が水道局だった。県営水道50周年の節目の頃で、式典に向けた予算案の策定や、寒川神社参集殿で行われた当日の運営などに尽力。「まさか館長として戻ってくるとは思っていなかった」と笑うが、その顔はどこか誇らしげ。宮山駅から満開の桜咲く参道を抜け約20分、思い出を振り返りながら出勤初日を迎えた。

 ○…学生時代はサッカーにのめり込み、グラウンドを駆け回っていた。自身の子どもも所属した少年サッカーチームのコーチも20年弱務め、「“今は”観戦が好き」に落ち着いた。登山や美術館巡りなども嗜み、多少時間にゆとりができた今、「本を読んだり、ゆっくりした時間も楽しみながら、毎日を大切に過ごしていきたい」と微笑む。「でも、蛭ヶ岳(県最高峰)に行こうと思ってて」。まだまだフットワークは軽い。

 ○…「歴史の他にも、春は桜、秋は紅葉と四季折々を感じることができる広場もおすすめ」。町内はもちろん、県外からも多数の来館者が訪れる。寒川取水堰の写真が入った「ダムカード」が人気の秘密に一役買っているそうだ。来年3月、県営水道創設から90周年を迎える。「さて、何をしようかな」。きゅっと口角が上がった。

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