一般社団法人寒川町観光協会の会長に5月24日付けで就任した 齋藤 正信さん 一之宮在住 76歳
一丸となり観光振興を
○…寒川町内の観光情報を発信したり、イベント等を企画する「(一社)寒川町観光協会」の会長に、5月24日付けで就任した。町内には、全国有数のパワースポット・寒川神社をはじめ、「冬のひまわり」など関東一円から観光客が訪れる人気スポットが点在している。「観光の柱になるような大きなイベントを季節ごとに企画できるよう『交通整理』をし、寒川神社や行政等と一緒になって観光振興に努めたい」と力を込める。
○…新卒で勤めた企業を38歳で退職し、妻が切り盛りしていた小売店の事業拡大に尽力。その後、業態転換し現在は、弁当や仕出し弁当、酒類などを扱う食の専門店「俵屋」として営業している。一線を退いてからは、自治会長連絡協議会や一之宮西自治会の会長など、多くの団体で責任者を歴任。「多い時は年間120日以上会議があった。でも、色々な経験をさせてもらった。ありがたいね」と目じりを下げる。
○…寒川で生まれ育つ。小学1年の時に相模川に架かる神川橋が完成し、「遠足で行ったのが1番の思い出」と振り返る。園児の頃は木橋を渡って大神(平塚市)にある幼稚園に通っており、「大雨で橋が流されるとしばらく休みになったり、渡し船で登園したりね」と思い出話に花が咲く。時間を見つけては趣味のミニチュアガーデン制作を楽しみ、力作は店舗にも飾られている。
○…同協会員になり十余年。副会長を6年務め、直前は監事を担当。「事務局長をはじめ向上心のあるスタッフがそろう」と信頼を寄せる。「だからこそワークライフバランスが大事」だという。「皆が働きやすいよう目を配りたい。寒川を思う人たちをしっかり支えていければ、さらに発展できるでしょう」