寒川町は6月1日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種(追加接種)に関する方針を発表した。対象者を3回目接種から5カ月以上経過した60歳以上と基礎疾患のある18歳以上60歳未満、その他重症化リスクが高いと医師が認める人に限定。医療従事者と施設入所者を除く一般町民の個別接種は、町内医療機関で7月4日(月)から、集団接種は7月10日(日)から開始予定。
「重症化予防」目的に
政府は、60歳以上の4回目接種を3回目までと同様に予防接種法上の「努力義務」と位置付ける。接種は強制ではなく、本人の意思で受けてもらう考えだ。
一方、18歳以上60歳未満で基礎疾患を有する人や医師が重症化リスクが高いと診断した人にはこれを適用しない。3回目接種までは「発症予防と重症化予防」を目的としていたが、4回目は重症化予防に重点を置く。
6月23日から接種券発送
町では、今年2月までに3回目接種を完了した対象者に、6月23日から接種券を発送。3月に完了した人には7月25日から発送される。その後も、接種の該当時期にあわせて順次発送される。
5カ月前の昨年12月・今年1月に3回目接種をしたのはほぼ医療従事者と施設入所者のため、住民接種は7月以降本格化する。
接種は、集団接種(寒川神社参集殿)と個別医療機関接種(町内11医療機関と調整中)となり、
ワクチンは、ともに武田モデルナ社製を使用する予定。
日時と会場は指定
今年2月・3月に3回目接種を完了した60歳以上の対象者の予約については、町があらかじめ日時と会場を指定する。これには、予約手続き時の混乱を避ける狙いがある。ただし、変更やキャンセルは可能。
18歳以上で基礎疾患を有する人と重症化リスクが高いと医師が認める人は、コールセンターまたは専用フォームから各自申請する。
町が公表している全世帯の3回目ワクチン接種率は、5月29日時点で2万8829回(58・9%)となっている。
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