寒川 トップニュース教育
公開日:2023.06.09
学校給食センター
9月5日から本格稼働
8月に施設見学会を予定
寒川の小中学校8校の給食を担う「寒川学校給食センター」が完成間近だ。5月24日に整備工事の完了検査が終了し、現在、施設内の厨房機器や事務備品等の設置作業が進んでいる。本格稼働は、小学校の2学期の給食開始日となる9月5日(火)で、中学校はシミュレーションを兼ねた「おためし給食」を8月31日(木)から提供する。また、8月中に施設の開所式や見学会等が実施される予定。
町営プール(宮山)近くに建設されている給食センターは、学校給食を提供することに加え、町の食育発信の新たな拠点になる予定で、見学通路や食育実習室等を備えた施設となっている。
同センターは、敷地面積4447・32平方メートル、建築面積1597・20平方メートル、延床面積3554・56平方メートルの鉄骨造で、地上3階建て。1階は事務室、荷受室、配送準備室、洗浄室で、2階は調理室、見学通路(ベランダ)、3階は食育ホール、職員休憩室。総事業費は、約27億2000万円。
1日約4千食を提供
1日で約4400食までの提供が可能で、小学校約2600食、中学校約1300食を予定(教職員除く)。
設備に、加熱調理された食品を真空状態にして、 食品を内部より均一に急速冷却する「真空冷却器」を導入。これまで提供が出来なかった冷菜を、この装置により「冷たいまま」提供できるようになった。さらに、「電解水生成装置」の導入で、野菜の生食も提供可能になる。
栄養士は6人程度、調理員は1日約40人の体制になるよう配置する。
給食費は、小学校月額4800円(保護者負担額4300円)、中学校月額5800円(保護者負担額5200円)。差額は、物価高騰等に対応した学校給食費の保護者負担軽減に向けた取り組みとして町が公費負担している。次年度以降については未定で、町は「市場動向を注視しながら決めたい」としている。
中学生保護者意見さまざま
これまで弁当持参だった中学校では、新たに完全給食開始となるため、保護者からは、「毎日のお弁当作りは大変だったのでありがたい」「成長期なので量が足りるか心配」など、さまざまな声があがっている。
町担当課では、「コロナウイルスやウクライナ侵攻など思うように工事が進まない時期もあったが、無事竣工した。単なる給食調理施設としてではなく、ひろく町民の皆さんに親しんでいただく食の発信基地となるよう、こだわりを込めて整備した。運用が始まるこれからが本番」と話している。
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