寒川町は、こども家庭庁が各自治体に協力を呼び掛けている「こどもまんなか応援プロジェクト」に賛同し、10月1日付けで「こどもまんなか応援サポーター」に就任した。社会全体で子どもの成長や子育てを応援していく機運の醸成等に取り組んでいく。
3つのアクション
同応援サポーターとして寒川町が掲げた具体的なアクションは3つ。
1つ目は、「小児医療費助成制度を高校生相当まで拡大する」こと。
同取り組みは10月1日から始まっており、これまでは中学校卒業までだった小児医療費助成の対象年齢が、高校3年生相当(18歳の誕生日後の最初の3月31日)に拡大した。所得制限無し。
2つ目は、「保育所等での紙おむつの処分を支援する」こと。
現在は保護者が持ち帰っている使用済の紙おむつを、次年度から町内の全保育施設で処分できるように、方法などの検討を重ねている。
3つ目は、「放課後児童クラブを拡充し待機児童の解消を図る」こと。
同クラブは、主に共働き世帯などの小学生を対象に、生活や遊びの場を提供して健全な育成を図るための施設で、現在、町内には5つの小学校区に7つの児童クラブがある。同施策では、ここ数年20人前後の待機児童が出ていた寒川小学校区の児童クラブを新たに新設し、待機児童の解消に努める。定員は40人で、入所申請時期は、他クラブの次年度申請時期と同じ11月10日(金)から12月8日(金)となる。
町ではこれまで、2歳未満の乳幼児がいる世帯に、使用済みの紙おむつを入れる可燃ごみ指定収集袋最大240枚を無料配布したり、子育て世帯へ独自の給付金を支給するなど、さまざまな子育て支援事業を展開してきた。担当課では、「子どもたちが健やかで幸せに成長できる社会を目指して、今後も取り組んでいきたい」と話している。
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