2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプに向けて、平塚市は先月22日、「ひらつかリトアニア交流推進基本方針」を策定したと発表した。
方針には事前キャンプ受入▽スポーツ振興▽次代を担う子どもたちの育成▽経済交流▽多文化共生社会を目指した交流の5項目を柱とし、取り組むべき事業の方向性が示されている。
キャンプ受入では、既存の競技施設を五輪選手のトレーニング利用に適した状態に改修、訪問者の増加が見込まれる駅、施設周辺についてバリアフリーを推進し、サイン表示などの多言語化に取り組むとした。
また、五輪選手との触れ合いによるスポーツ振興や、国際社会に高い関心を持った子どもの育成、同国と市内事業者間の経済交流、市民ボランティアの育成や文化交流による多文化共生社会の啓発などを基本方針の中に盛り込んだ。
主な活動を示す交流推進計画の項目では、オリンピック開催前の19年までに、同国の言語や文化、歴史に関する講座・講演の開催をはじめ、市内イベントでの同国ブースの出展、訪問団の相互派遣などに取り組むとした。大会期間中には同国を紹介する拠点を市内に開設、パブリックビューイングを設置し、同国関係者との応援を実施する。
大会後も、スポーツや教育、文化、経済交流のための訪問団の相互派遣や、同国大使館と連携した交流イベントの開催を実施し、交流を続けていくとしている。
今回の方針策定の趣旨について市は「『スポーツのまちひらつか』を世界に発信出来るまたとないチャンス」とし「おもてなしの心を持ち、リトアニア共和国との友好の絆を育み、スポーツの感動を共有していくことを通じて、夢と希望を次世代に引き継ぐことを目指す」としている。
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