電話で家族をかたって現金などをだまし取ろうとする「オレオレ詐欺」の被害を防止しようと、市内の混声合唱団「コール・カメーリア」は、発声練習用の曲に、注意を促す独自の歌詞を付けて練習に励んでいる。
「あなたの大事な お金を守ろう!」「家族で決めよう 大事な合い(愛)言葉」―。紅谷町にあるスタジオ「音楽スペースパル」の一室から歌声が響く。作詞したのは同合唱団で指導にあたる鈴木千鶴さん。2007年に同団を立ち上げ、市内では現在60〜80代の生徒約10人が童謡の歌唱法などを学んでいる。
きっかけは5年ほど前、鈴木さんの自宅に掛かってきた一本の電話だった。「家族をかたる電話で、怪しく思い警察に通報したところ、『最近は詐欺の電話が多いから、周囲の人にも注意喚起するよう伝えて』と言われた」という。
そこで合唱団員の被害防止に役立ててほしいと歌詞を作成。今年1月から練習に取り入れ始めた。鈴木さんは「繰り返し練習して覚え、もしもの時に落ち着いて対処してもらえれば」と話している。
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