湘南ベルマーレのJ1リーグ第12節が17日、埼玉スタジアムで行われ、浦和レッズを3対2で下して敵地で勝ち点3をもぎ取った。前半に2点のリードを許し、さらにゴールが認められない「誤審」を乗り越えて逆転勝利を収めた。
湘南は前節(大分戦)から先発3人を入れ替え、MF秋野央樹、MF中川寛斗、DF大野和成が名を連ねた。
試合が動いたのは前半22分。サポーターの大声援に浦和イレブンが応えた。その3分後にもスルーパスで抜け出した相手FWに流し込まれてリードを2点に広げられる。
前半のうちに1点でも返したい湘南は同31分、FW梅崎司の縦パスを受けたMF杉岡大暉が相手と競り合いながら左足シュート。ボールは右ポストを叩いて、逆サイドのネットを揺らしたが主審はゴールを認めずプレー続行を指示。プレーが途切れたところで、曺貴裁監督やスタッフ、選手が猛抗議したが主審はゴールを認めなかった。
2点を追う後半は湘南が主導権を握って猛攻を見せた。大野に代わってピッチに入ったMF菊地俊介が同2分にミドルシュートを突き刺し、反撃の狼煙を上げると、同34分にもマイナスの折り返しを叩き込んで試合を振り出しに戻した。
ドローかと思われたアディショナルタイム4分、FW山崎凌吾のパスを中央で受けたDF山根視来がドリブルで運んで右足を振り抜くと、ボールはゴールに吸い込まれ、劇的な逆転勝利を手繰り寄せた。殊勲の決勝弾を決めた山根選手は「逆転するぞという中で技術ではなく、気持ちで押し込んだ」と胸を張った。
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