湘南ベルマーレは17日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で、サポーターと意見交換をする「クラブカンファレンス」を開き、曺貴裁監督が選手らへパワハラをしたと報道されている疑惑で、眞壁潔会長と水谷尚人社長がJリーグの調査について現状を説明した。眞壁会長はサポーターに向け「目の前の現実を受け止め、ベルマーレ一丸となってJリーグの調査を受けて結論を出したい」と語った。
説明によると、報道以前にJリーグから「内容は伝えられない」としながら、ヒアリング調査の通知を受け取り、眞壁会長と水谷社長もその対象となっていると明かした。また現時点で「何の調査をしているのか聞いてないので、メディアの情報を元に推察するのみ」と状況を説明。疑惑の有無について言及を避けた。
曺監督が13日から現場での指導を控えていることにも触れ、「(曺監督が)推定重要参考人なのであれば、彼と選手たちを守るため」と説明。調査終了まで活動を控えて欲しいと、クラブ側から監督に頭を下げて、了承してもらったと話した。
選手のサポート誓う
水谷社長は、指揮官不在で不安に揺らぐ選手のサポートを約束した。ミーティングで「俺たちはサッカーをやろうよ」と前向きに話し合っていた選手の様子を伝え、「何も伝えられず申し訳ないと思ったし、選手をサポートしないといけないと思った。現実をしっかり受け止めて、さらに上に行く機会にしたいと思っている」と決意を示すと、大きな拍手が起こった。
カンファレンス終盤の質疑応答で、女性サポーターから活動自粛中の曺監督について「J2に落ちてもみんなずっと応援してきた。パワハラはあってはならないことだけど謝って済む問題なら眞壁会長と水谷社長が謝ってください」と訴えると、眞壁会長は「Jリーグのルールで言うと、コンプライアンス案件のテーブルに乗った時点で我々には守秘義務と調査に協力する義務が生じる」と理解を求め、「曺とは2005年からの付き合いで兄弟のような存在。それでもルールを守って我慢しなければならない。この男がルールを犯したのかどうかしっかり調査してもらわないといけない」と胸中を語った。
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