浮嶋新体制で迎えた湘南ベルマーレのJ1リーグ第29節は19日、ニッパツ三ツ沢球技場で横浜F・マリノスに1対3で敗れた。これで4連敗となり、ベルマーレの順位は16位に後退。J2との入れ替え戦にあたるプレーオフ出場圏に沈んだ。
県内に本拠地を置くクラブが対戦する「神奈川ダービー」とあって、アウェーゲームに大勢の湘南サポーターがスタジアムに駆け付けた。試合前には青と緑のコレオグラフィでホームさながらの雰囲気を演出し、チームを勇気づけた。
ベルマーレは前線に強力アタッカーを並べる横浜に対して、この試合で3バックから4バックに変更。トップには5カ月ぶりとなる山口和樹を先発に起用した。
開始早々から横浜に押し込まれたが、守備陣はディフェンスラインの裏を狙う相手をマークしてボールを追いかけ、ゴール前では身体を張って湘南らしさを発揮した。数少ないチャンスに山口が積極的なシュートを放ち、鈴木冬一はボールキープで存在感を示した。
前半39分に先制点でリードを許して折り返し、後半はFKとPKで2点を失ったが、持ち前の運動量は衰えることなく、残り10分から攻勢に出る。アディショナルタイム2分には、坂圭祐と古林将太が懸命に繋いだボールを山崎凌吾が押し込んでチームに3試合ぶりの得点を呼び込んだ。
試合後、山﨑は「先制点を取られるまでは自分たちの戦いができた」と手応えを語った。初采配を揮った浮嶋敏監督は「疲労感がある中で、ボールを奪って波状攻撃を仕掛けた部分はよくやったと思う」と選手を労った。今シーズンも残り5試合。次節は11月3日、ホームにガンバ大阪を迎える。
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