地域医療に貢献小川歯科医院 小川 哲史さん(56)
これまで、平塚歯科医師会会員としての活動や、市教育委員会教育委員長としての実績、長年に渡る学校歯科医としての取り組みなどが評価された。受賞を受け、「地域医療に携わってきたことが評価され、本当にありがたいこと」と喜びを噛みしめる。
父親が開業した小川歯科医院(長持)の院長に、平成13年から就任。昔からの患者さんも多く、「まちの歯医者さん」として地域に根付いている。小学校や保育園での診察など、子どもたちの歯の健康に長く携わってきた経験から、「最近は保護者の口腔衛生に対する意識が高くなったこともあり、虫歯の子どもが減っている」と話す。
コロナの影響を受け、患者が減った時期もあったというが、いち早く感染症対策に取り組んだこともあり、徐々に通常に戻っていった。3年ほど前から介護保険などにも携わるようになり、オーラルフレイルに興味を持つように。「食べることは健康の基本。オーラルフレイルを防ぐケアを考えていきたい」と意気込みを語った。
現状を継続したい高山医院 高山 秀明さん(61)
高山医院の院長として内科診療をする傍ら、一般社団法人平塚市医師会の副会長も務める。「これまで、医師会に加盟する先生方が受賞されてきた賞なので、受賞できて光栄です」と喜びを話す。
高山医院は、昭和31年「高山産婦人科」として、父である慶介医師が達上ヶ丘に開院。その後平成13年に改装し、「高山医院」として内科の診療を開始した。同じ地で診察を続けてきたこともあり、「顔見知りの患者さんが多いですね」と笑顔。一方、病院からの紹介で、退院した患者さんの経過を診察することもあるという。「患者さんの話をよく聞くように心がけています」と姿勢を正す。
現在は、在宅医療と介護の連携推進に関する必要な事項を審議する市在宅医療介護連携推進協議会の会長や、市介護認定審査会の委員、富士見小学校や平塚農商高校の学校医を務めるほか、市民向けの講演会を開くなど精力的に活動している。今後は、「今やっていることをできるだけ長く続けていきたい」と前を見据えた。
当たり前のこと続ける理容内山 内山 茂さん(56)
神奈川県理容生活衛生同業組合平塚支部からの推薦を受け、環境衛生関係功労者の区分で受賞した。「当たり前のことを長く続けてきただけなんだけどね。推薦していただいて嬉しい」と謙虚に喜びを語る。「コロナ禍になってからは、より保健衛生に気を付けている」と気を引き締める。
昭和33年、父親が「理容内山」を開業。父親の背中を見て育ったため、自然と理容師の道へ。平塚で生まれ育ち、高校卒業後、7年間東京で修行を積んだ。26歳のときに家業を継ぐため、平塚へ戻って来た。父親と2人で店を切り盛りしていたが、今は1人で営業を続ける。「同年代のお客さんが多いね。みんな愚痴を言ってすっきりしていくよ」と笑顔で話す。
長年、病院や養護施設で患者や子どもの髪をカットする活動も行っている。これからも、「今のお客さんを大切にし、情報交換していきたい」と話す。たまの息抜きは「飲み歩き」。しかしコロナの影響でなかなかできず、「早くコロナが終息し、飲み仲間と一杯やりたい」と人懐っこい一面を見せた。
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