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平塚・大磯・二宮・中井 政治

公開日:2023.05.25

平塚市議会
議長に坂間氏を選出
委員長ポスト巡り紛糾も

  • 坂間正昭議長

  • 出村光副議長

 平塚市議会は5月16日の臨時議会で議長選を行い、坂間正昭氏(61)=清風クラブ=を議長に選出した。副議長には出村光氏(73)=湘南フォーラム=が選ばれた。一方、常任委員会の委員長ポストを巡り紛糾し、会期を延長して対応する異例の事態となった。

 保守系最大会派(8議席)の清風クラブに所属する坂間正昭氏が議長の座についた。慣例で任期は2年。

 坂間氏は2007年の選挙で初当選し、連続5期当選している。上吉沢在住。これまで3つの常任委員会で委員長を務めたほか、議会運営委員会や決算特別委員会でも委員長を経験している。

 坂間氏は3期目当選後2015年の議長選に臨んだ過去がある。この時の選挙では票が真っ二つに割れ、くじ引き決戦で敗れた。今回の議長選で雪辱を果たした坂間氏は「我々市議会の動きが市民生活に直結する。様々な課題に対応しながら円滑な議会運営にまい進していきたい」と意気込みを語った。

 副議長に就いた出村光氏は1995年に初当選し現在8期目。副議長は2000年以来2回目の登板となる。出村氏は「議長を補佐する職務を全うする。副議長も2回目なので、精神的な部分も含めてサポートできれば」と抱負を述べた。

新人起用で波乱

 一方、常任委員会の委員長の人事を巡り、議会が空転し、会期を延期する事態が発生した。

 平塚市議会では慣例で、委員長ポストを選挙ではなく各会派からの代表者からなる「各派交渉会」で事前に調整して決める。会派へのポストの割り当てを先に行い、人選は会派内で決める。

 しかし、教育民生常任委員会の委員長ポストを得た第2会派の「しらさぎ・無所属クラブ(5議席)」が最年少で初当選したユーチューバーの元島新氏(26)を推挙したことで、各会派から異論が相次いだ。

 経験不足を指摘する意見が主だったが、元島氏に対する不適切な発言があったと「しらさぎ」が反発。発言の撤回と謝罪を求め、10時間以上にわたり議会が空転した。1日で決着がつかず、2日目にまでもつれこんだ。

 最終的には、教育民生常任委員会の委員長のみ選挙が行われ「しらさぎ」の江口友子氏が委員長に選出された。

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