平塚・大磯・二宮・中井 文化
公開日:2025.06.27
平塚J C
若者の力でまつり活性
市内の高校生らが奮闘
平塚市、大磯町、二宮町の40歳までの経済人が地域活動を行う平塚青年会議所(安藤慶理事長/平塚JC)は、高校生や大学生などが中心となって七夕まつりの企画を考え実施する「七夕学生委員会」をサポートしている。
今年は、平塚中等教育学校、平塚江南高校、平塚学園高校、西湘高校、N高等学校の生徒をはじめ、市内在住・在学の高校生から新社会人までの26人が参加。市民飾りの制作や、まつり期間中のオリジナル短冊販売などを行う。
アレルギー表示提案
新たな試みとして、屋台に掲示する「食物アレルギー表示看板」の作成も行っている。アレルギーがある人でも安心して屋台を楽しんでもらうことが目的だ。
まずは、見附台公園内に出店する15店程に協力を依頼。コルクボードを使用した看板には、8品目のアレルギーを表示する。
企画したのは、平塚中等教育学校5年で卵アレルギーがある高橋遼光(はるひ)さん。「小学生の時、いつも七夕まつりの屋台で食べ物を購入できなかった。行列の中、食材の詳細を聞くことが申し訳なくて」と苦い経験を振り返る。また「グルテンフリーしか食べられない友人のアメリカの留学生が考案の後押しになった」と話す。
同会議所の久米竜太郎さんは、「若者のアイデアと実行力に驚いた。関わる大人も考えの幅が広がったと感じたし、学生にとっては学校と家庭以外での学びの場となったのでは」と話した。
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