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平塚・大磯・二宮・中井 スポーツ

公開日:2025.09.26

プロの道拓いた古巣と対戦
GK ポープ ウィリアム選手

  • プレー中の様子(湘南ベルマーレ提供)

  • 取材を受けるポープ選手

 今年7月に横浜F・マリノスから完全移籍し、7月19日の第24節セレッソ大阪戦のプレーが評価され「月間ベストセーブ賞」も獲得したGK・ポープ ウィリアム選手(30)。東京ヴェルディのホームタウンでもある東京都日野市出身のポープ選手は、ジュニアユース時代から合わせると約10年をヴェルディで過ごしている。「自分のベースを作ってくれたチーム」と話すヴェルディ戦を前に、「ベルマーレが勝つことが大前提。いいプレーを表現したい」と奮起する。

 ポープ選手は2007年、東京ヴェルディジュニアユースに加入。その後、2010〜12年を東京ヴェルディユース、13年からトップチームに加入し、Jリーグデビューを果たした。

 「プロになりたい」という気持ちを明確に意識したのは高校1年生の時。トップチームの練習に初めて参加して、「今のままではダメだ」という危機感を覚えた。「ゴールキーパーとして対峙した時に、スピードも、運動量も、アマチュアとプロとの間には何もかも大きな差があった。すべてにおいて自分の力不足を感じて、厳しさを叩きこまれました。身をもって実感できたおかげで、今の自分がある」

 対戦相手だった頃のベルマーレの印象は、「アグレッシブで、やりづらい攻撃をしかける良いチーム」。一員になってみると、「和気あいあいとしていて、かつ合理的。求められることが明確なので、しっかり自分の力を発揮したい」と意気込む。

ブーイングも「楽しい」

 東京ヴェルディは、プロの道が拓けた、思い入れのあるクラブだ。いつからか、対戦するとブーイングされるというが、「自分を知ってくれているからこそだし、それも楽しい」と笑顔を見せる。試合で再会する喜びは、成長した部分を見てほしいという活躍への誓いへ。キック1本で局面を変える攻撃の一矢として、またゴールの守護神として、ますます存在感を示していく。

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