平塚・大磯・二宮・中井 文化
公開日:2025.09.26
アフガニスタン出身バブリ・アシュラフさん
日本から母国の女性支援
中井町で店舗経営
中井町のアフガニスタン製品を販売する店「アフガンサフラン」の経営者で、アフガニスタン出身のバブリ・アシュラフさん(43)が、母国の女性支援と日本にアフガニスタンの魅力を伝えるため、奮闘している。
アフガニスタンでは紛争の影響で、女性一人での外出や、働くことが難しい状況が続いているという。この現状を変えたいと、バブリさんは2017年に千葉県で「アフガンサフラン」を開店し、支援活動を始めた。
今年6月に中井町へ移住した同店では、特産品でもあるドライフルーツや絨毯などを販売しており、全国から注文がある。商品生産のためアフガニスタンで女性を雇い、生産された商品を適正な価格で取引するフェアトレードに力を入れることで、安定した収入源と雇用を確保している。
両国の架け橋に
バブリさんは、農業を学ぶために日本に留学した父親の影響で、幼い頃から日本に興味を持っていた。2009年に留学生として来日し、その後はアパレル会社やアフガニスタン大使館で勤務するなど、両国の架け橋となるよう尽力してきた。
妻と3人の子どもと暮らす中井町について「外国籍の住民が多い町で、自然豊かで素敵な場所」と満足気に話す。
豚肉を食べることができないイスラム教徒向けのハラール食を提供する飲食店を開業するため、現在、町内で羊牧場の開業準備を進めている。「豚肉を食べられない人の助けになれたら。日本で頑張っている外国人の姿を見てほしい」とバブリさん。中井町から、日本とアフガニスタンの友好の輪を広げていく。
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