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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2025.10.08

平塚市美術館
女性画家の魅力に迫る
11日から北澤映月回顧展

  • ≪花≫1954年平塚市美術館蔵(平塚市美術館提供)

 昭和の時代に日本美術院で活躍した日本画家・北澤映月(きたざわえいげつ)(1907―1990年)の企画展が10月11日(土)から11月30日(日)まで平塚市美術館(平塚市西八幡1の3の3)で開かれる。

 映月は京都市に生まれ、昭和戦前期に上村松園や土田麦僊のもとで修行を重ね簡潔な構図や線描による表現を確立。女性画家が少ない時期に日本美術院の2人目の女性の同人として活躍した。

 戦後は歴史や文学に生きた女性を主題としてさらに才能を開花させた。

 今回の企画展は、同館がこれまで女性画家の展示会を度々開催してきたことから、映月の資料の寄贈を受けて実現。個展としては33年ぶり、神奈川県内では初の本格的な回顧展になるという。

 初期から晩年までの代表作のほか、日本画を制作する上で重要な下図や写生、印章、書簡などの貴重な資料を含む約150点の資料が展示される。担当学芸員は「映月を総合的に俯瞰して見られる企画展。映月の描いた魅力的な女性像を見てほしい」と呼びかけた。

 関連事業として10月18日(土)にはシンポジウム「映月を考える、映月から考える」を開催。午後1時30分から4時30分。申し込み不要、先着順。

 企画展は午前9時30分から午後5時(入館は4時30分まで)。観覧料一般900円。問い合わせは同館【電話】0463・35・2111。

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