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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2025.10.31

平塚保健福祉事務所管内
インフルが流行
昨年より2カ月早く

 平塚保健福祉事務所管内(平塚市、大磯町、二宮町)7カ所の定点医療機関で報告されたインフルエンザ患者数が、10月19日までの1週間で54人に上った。定点当たりの患者報告数は「7・71」となり、約1カ月前の第38週(9月15日〜21日)と比較すると約7倍増加し、昨年よりも2カ月ほど早い流行となっている。

 神奈川県によると、第15週(4月7日〜13日)からの定点医療機関の減少等に伴い、「流行開始」「注意報」「警報」について、従前の基準値を当てはめることができなくなったと言うが、「流行開始」について、現状、従前の基準値(1・0以上)で運用している。

 平塚管内では、第38週に定点当たりの患者報告数が「1・0」となり、流行開始。以降、第39週(9月22日〜28日)が28人で「4・0」、第40週(9月29日〜10月5日)が37人で「5・29」、第41週(10月6日〜12日)が50人で「7・14」と徐々に患者数が増加している。

学級閉鎖も発生

 平塚市、大磯町内の小中学校では学級閉鎖も発生しており、10月に入ってから平塚市で17校、大磯町で1校が学級閉鎖となっている(10月28日現在)。

 平塚市医師会副会長の中村小児科医院の中村千里院長によると、「2年前の2023年に続く流行の早さ。感染症は人から人へ移るので、具合が悪いときは出歩かず、安静にしてほしい」と呼びかけている。

 平塚市では10月1日〜2026年1月31日(土)まで、高齢者インフルエンザ予防接種を実施している。予防接種を受けてから抵抗力がつくまでには2週間ほどかかり、その効果が持続する期間は5カ月とされている。より効果を高めるためには、12月頃までに接種を受けることが必要という。

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