平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2025.11.07
平塚JC
竹で大磯に観光客を
インバウンド需要を模索
外国人観光客のインバウンドによる地域活性化を目指す平塚青年会議所(安藤慶理事長/平塚JC)は10月16日、大磯町保健センターを会場に大磯町のインバウンド需要拡大を目指した事業を開催した。
「結ぶ:地域資源の未来」と題した今回は、同町の高麗山に放置された竹林の問題解決と、環境資源の活用に焦点を当て実施。竹林環境保全に取り組むかながわトラストみどり財団の壹崎昌和さんや、竹あかり鑑賞の事業を展開している(株)金子電機空調の金子誠さん、東武トップツアーズ(株)の手島大輔さんから、活動内容やまちづくりのためのアドバイスを聞いた。
手島さんは「夜にどれだけ滞在してもらうか、お金を使ってもらうかが大事。イルミネーションを実施する地域が多いので、竹あかりは良い。自分のまちを楽しく守ってもらいたい」と話した。
同会議所の地域バリュー向上委員会の林敬太委員長は、大磯町を通る東海道五十三次の活用にも注目し、「浮世絵になっている場所を回遊するのはどうか」と竹以外でもまちを楽しめると提案。これに対し手島さんは「浮世絵は欧米で価値があると再認識されている。そこに体験を入れると価値が高まるのでは」と答え、同委員会の酒井亮太朗副委員長は、「車移動では入りにくい場所、駐車場がない場所にも行けるサイクリングをしてもらうのも良いのではないか」と訴えた。
全ての発表を聞いた安藤理事長は「身近なところに魅力がある。竹あかりを通して竹の価値に気づいた。地域の課題を解決しつつ、商品化ができれば」と話した。
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