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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2025.11.14

海岸エリアの安心安全強化
レスキュードローン実証実験

  • レスキュードローンで要救助者へ救命具を落下した

 海岸エリアの安心安全対策強化を目的に10月29日、平塚海岸でレスキュードローンの実証実験が初めて実施された。主催の同実証実験実行委員会(数田俊樹実行委員長)メンバーをはじめ、河野太郎衆議院議員や近隣市町の議員ら36人が参加した。

 当日は北東の風が強く吹く中、模擬溺者の救助活動のほか、上空からの位置確認と追尾、救命具を迅速に要救助者へ投下するなどの実証実験が行われた。ビーチパークから海水浴場やシーテラス南側海上、平塚新港周辺へレスキュードローンが出動した後、AEDの投下や音声注意喚起などが行われた。数田実行委員長は「飛行速度を上げることや要救助者にピンポイントで救命具を落下させることが困難だった」と振り返る。

 ドローン機体とパイロットを提供した(株)湘南ネットワークの安藤晋代表取締役は、「ドローンを用いることで、捜索や救命具の投下など迅速、安全な救助が期待できる反面、飛行が天候や電波状況に左右されるため万能ではなく、訓練を重ねて経験を積む必要性を感じる」と課題を話した。

 今回の実証実験の結果は、今後の官民連携の中で、海岸エリアの安心安全対策の強化に活用される。数田実行委員長は「将来的には、湘南エリアにおける広域連携も視野に活動していきたい」と展望を話した。

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