小田原版 掲載号:2012年3月17日号

30件以上の実用新案を取得する発明品を生み出している

小嶺 祐三さん

市内飯泉在住 59歳

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日常に転がるアイデアを形に

 ○…市内でリフォーム会社(有)三祐(さんゆう)を営む一方、間伐材を使用した発明で今までに30件以上の実用新案を取得してきた。いずれの発明品も「こんなモノがあればもっと便利でいいのになぁ」という、自身の日常生活や仕事現場、家族の何気ない一言から生まれてきた。「人を使わず、仕事の時間短縮にも繋がる発明品は、まさに自分の分身」と誇らしげに言い切った。

 ○…「まずは作ってみる」がモットー。頭の中に浮かんだ完成図を趣味でもある得意の絵で内部構造の細部に至るまでを描き上げ、一気に間伐材を使い形にしていくのが小嶺流。必ず県内の間伐材を使い、自然環境に配慮したモノ作り、さらに茶目っ気のある名前を付けるのもこだわりだ。「早いものなら完成まで3日も掛からない」と胸を張るが「失敗した作品は星の数ほど」と愛嬌満点の屈託ない笑顔を浮かべた。

 ○…趣味は絵以外にもギターとピアノの演奏と多岐に渡る。芸術家気質を持ちながら、空手の有段者といった一面も持ち合わせ、毎朝5時には起床し、40分ほどの空手の打ち込みが日課だ。その後、80mの地下から引いた井戸水を使用したこだわりのコーヒーを片手にフォークギターを弾く。この一連で気持ちを切り替え、日々仕事に励む。そして、楽しみは晩酌。数々の発明案は決まって晩酌時に湧くという。

 ○…長崎で生まれ育ち、外国航路の貨物船の機関員という異色の経歴を持ち合わせる。17歳の頃から3年間で約16カ国を回り、その頃毎日書いていた報告書の名残で今でも日々の出来事をつづる。「いつか現役を退いた時に自分の楽しい人生を自叙伝にするのが夢」と語り、「自分の発明で家族をはじめ、一人でも多くの人の役に立ち、笑顔を生み出せればそれが何よりの幸せ」と目を輝かせる。底抜けに明るく、心優しき発明家の飽くなき挑戦はこれからも続く。
 

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