80日間死亡事故ゼロ 3月20日現在、小田原署管内で
小田原警察署(小笠原晃署長)管内の1市3町(小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町)で、年明けからの死亡事故の発生件数がゼロにとどまっている(3月20日現在)。交通事故の発生件数も減少していることがわかった。
3月20日現在、今年の管内全域の交通事故発生件数は244件(昨年比34件減)、負傷者数は299人(59人減)。このうち小田原市内の発生件数は193件(27件減)、負傷者は238人(28人減)だった。昨年1年間の死亡事故の発生件数9件のうち、3月の発生は2件。同署交通課では「この時期に80日連続で死亡事故がないことは珍しく、かなり順調な滑り出し」と話す。交通事故発生件数の減少について、同課では今冬の寒さで観光客の出足が鈍っていることを一因に挙げる。事故が起こりやすい場所での取締りや街頭指導の強化も功を奏しているのではないかと推測する。
観光地でもある箱根エリアなど山間部を抱える管内は広く、二輪車の事故も多い。市内では高齢者の被害・加害事故も多いという。入学シーズンで新入生の児童が増え、就職したてなどで車に不慣れな運転者が増える3月・4月は、交通事故の増加が懸念される。同課では「観光客も多い行楽シーズンが危ない。歩行者も車も自転車も、交通量の少ない道・慣れた道こそ気をつけて。どんな状態でも安全を確認することが事故ゼロへの一歩」と話している。4月6日から15日までは「春の全国交通安全運動」の実施に合わせ同署では更に注意を呼びかける。
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