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公開日:2012.07.06

キックボクシング
現役女子高生がプロデビュー
相洋高3年・湯山綾香さん

  • 鋭いキックの音がジムに響く

  • 浜崎あゆみが好きな女子高生

 小田原市鴨宮のキックボクシングジム「谷山ジム小田原道場」に所属する相洋高校3年生・湯山綾香さん(17)=小田原市酒匂在住=が今年5月にプロライセンスを獲得した。7月のプロデビュー戦に向け、練習に熱が入る。



 湯山さんは相洋高校(中高一貫コース)に通う3年生。中学3年の3月からキックボクシングを始め、わずか2年半でプロの資格を取得した。身長144cmと小柄。制服姿からはキックボクサーとしてリングに上がる姿を想像することができない。



 以前はサッカー選手だったという湯山さん。今でこそ「なでしこブーム」で女子サッカーが注目されているが、高校には彼女が活動できるフィールドがない。一生懸命打ち込めるものを探し求めて、出会ったのがキックボクシング。K―1選手を輩出する谷山ジムの小田原道場が自宅のそばにオープンすると聞き、門を叩いた。



 やるからには上をめざしたい―。格闘技経験ゼロからのスタート。大学受験を控える受験生だが、今年に入り「高校在学中にプロになる」と心に決めた。週4〜6日は学校帰りにジムに通い、夜遅くまで汗を流す。今年2月の大会で優勝し、5月に念願だったプロのライセンスが交付された。



初陣は7月16日



 湯山さんの戦場は、プロの階級で最も軽い46kg級。しかし、牛肉と魚が嫌いという湯山さんの体重は43kgしかない。湯山さんが所属する谷山ジム小田原道場の飯山真会長は「体重が軽く不利な状況だが、練習量でカバーしたい。『好きこそものの上手なれ』で上達も早い。折れない心を育みたい」と話す。



 約10年のサッカー経験で培ったキック力を活かした右ローキックが得意技。湯山さんは「初戦を勝利で飾って勢いをつけたい」と闘志を燃やす。プロデビュー戦は7月16日(月・祝)に都内大森のゴールドジム。浜崎あゆみが好きな女子高生の目標はチャンピオンだ。

 

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