神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

税金滞納の改善に一手 納税促進センターを開設

公開:2012年9月29日

  • X
  • LINE
  • hatena

 小田原市は10月1日から「納税促進センター」を市役所2階の市税総務課内に開設する。今年度の市税を納付していない人に対し、電話で自主納付を呼びかけ、収納率の向上に取り組む。

 同センターは税負担の公平性を保ち、市税収入の安定を確保するために開設される。管理者1人、オペレータ2人の3人体制で業務を始め、初期滞納者へ文章勧告だけでなく、電話による早期の納付を促す。対象税目は市県民税をはじめ、固定資産税・都市計画税、軽自動車税、法人市民税の計5税目。

 業務は(株)NTTソルコに委託。民間事業者に委託することで、市職員は数年に渡り滞納を続ける累積滞納案件や、何らかの事情により折衝が困難な案件などに重点的に取り組むことができるという。委託料やシステム借上料、消耗品費など、開設に伴う事業費は10月から半年で693万7千円。今年度予算に計上された。

 昨年4月からはコンビニエンスストアでも納付が可能になり、4年ぶりに収納率が回復したものの、2011年度の市民が支払うべき市税収納率は市税全体で92・60%(現年度分98・09%、滞納繰越分22・95%)となっている。前年からの市税滞納繰越額(2012年度当初調定額)は24億2077万6827円。滞納理由について市税総務課は、リストラや収入の減少などをあげている。同課の担当者は「納付期限を過ぎると延滞金が発生してしまうため、納付書が届いた場合、速やかな対応をしてほしい」と話している。

 センター開設の初年度は一人でも多くの滞納者と電話での接触をはかり、1件でも多くの収納を目標に努めるという。また、振込め詐欺などに引っかからないよう注意も呼び掛けている。なお、未納者に対しては事前に納付書などが送られ、紛失した場合など、再発行も可能だ。
 

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

甘柑荘が定期公開へ

小田原市板橋

甘柑荘が定期公開へ

「虎に翼」主人公モデルゆかり

4月20日

学生主役のステージ登場

ライブイベント小田原大合戦

学生主役のステージ登場

高校生中心に企画運営

4月20日

県1部昇格を目指す

社会人サッカー久野FC

県1部昇格を目指す

昨年度からリーグに加盟

4月13日

箱根町が先駆モデル地域に

オーバーツーリズム対策

箱根町が先駆モデル地域に

混雑緩和へ、今夏事業開始

4月13日

1市2町でプラスに

公示地価

1市2町でプラスに

バブル期以来の上昇基調

4月6日

新作はMFゴースト版

小田原市マンホールカード

新作はMFゴースト版

市内誘客 人気アニメ活用

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook