散歩道に木の香り 城山にプランターベンチ
小田原駅西口のしろやま商店会(澤田君雄会長)に12月24日、木が香るプランターベンチが設置された。歩道沿いに花壇を設けるなど、緑を取り入れた空間づくりに取り組む商店街に、また一つ憩いの場が増えた。
プランターベンチが設置されたのは、西口から市役所に向かう途中の社会福祉センター前交差点付近。小田原産の檜を使っており、幅約1・2m、高さ約50cmのひょうたん型で、大人2人が座れるスペースと、鉢植えを飾るプランター部分からなる。木材活用と、地域ならではの景観を作りたいという商店会からの依頼を受け、東海大学教養学部の池村明生教授と造形芸術を専攻する蛇田江李さんらが協力。昨年6月に製作を開始し、約6カ月で完成した。
ベンチの型と木材をつなぐ鉄板に穴を開けるのに苦労した」と蛇田さん。製材・加工に協力した小田原林青会の大山哲生さんは「小田原の木材を使いたいという思いに応えることが出来た。地元の方の思いと材が一つの形になりうれしい」とベンチを前に満足気な表情を見せ、蛇田さんも「実際に置いてもらえると感激」と笑みを浮かべた。
プランターベンチは季節ごとに花の植え替えなどを行い、交流の場として活用する考えだ。