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公開日:2016.05.14
小田原城天守閣
1週間で4万7785人
イベントや天候も後押し
小田原市観光課は、5月1日にリニューアルオープンした小田原城天守閣の入場者数が、大型連休中の8日までに4万7785人になったと発表。過去10年で最も多かった。
1日、午前9時30分の開場前に並んでいた人は、700人(市発表)。本丸広場に一番乗りした市内在住の守田誠司さん(43)は「午前6時から並んだ。天守閣に入るのは1年半ぶりくらい。(摩利支天像の安置されている)最上階が楽しみです」と笑顔をみせた。
混乱を避けるため入場者数を調整した1日は、最長で約90分待ち。天守閣の下には、「車で走行中、白く眩しい城が見えたので来てみた」という、東京から訪れた男性など、多くの人が長蛇の列をなし、午後7時30分の最終入館時間までに6490人が入場した。
連休中、もっとも混雑したのは、北條五代祭りが行われた3日。午前11時ころには本丸広場から伸びた入場待ちの列が、常盤木門下の歴史見聞館前に達し、9158人の入場者を数えた。
耐震改修工事に入る前の昨年同時期と比べ、2万人近い入場者数の増加について同課は、事前告知や天候、夜間に行った「デジタル掛け軸」や開館時間の延長が後押しになった、と分析している。
なお市では、1日の入館料245万8160円を全額、熊本市に寄付する。天守閣内には、くまもんのイラストをあしらったパネルとともに募金箱が設置され、引き続き義援金を受け付けている。
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