神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「『無駄筋』なんて言わせない」 小野間さん フィジーク大会で優勝

スポーツ

公開:2016年7月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
「俺を見ろ」と、ポーズを決める小野間さん
「俺を見ろ」と、ポーズを決める小野間さん

 第2回関東オープン選手権メンズフィジーク大会が7月3日、埼玉県の志木市民会館パルシティで行われ、市内矢作在住の小野間満さん(33)が176cm以下級で優勝した。

 フィジークは、鍛え上げた筋肉の大きさを競うボディビルとは異なり、足の先から髪型まで、体全体のバランスを重視する競技。

 本格的にトレーニングをはじめ10年以上、「どのレベルまで通用するのか知りたかった」と、初めて大会にエントリーした。約半年間、食事制限も加え、優勝を目指しこれまで以上に自身を追い込んだ。174cm・80kg、胸囲は112cm。大会当日は体脂肪率5%を切っていた。

 「ただただ緊張した」と振り返る予選を通過し、決勝のステージへ駒を進めた。規定の4つのポーズで審査員にアピールした。

 12人が上がった決勝のステージでは、下位の選手から順に名前が呼ばれていく。一人、また一人と名前が読み上げられる最中も、順にポーズを決め続け、2位の選手の名が呼ばれ、小野間さんの優勝が決まった。その瞬間、ステージ上で大きなガッツポーズで喜びを爆発させた。「本番当日は、ストイックなトレーニングと食事制限で実はフラフラだった。『無駄な筋肉』と言われ続けたが、やっと評価された」と初優勝の喜びを笑顔で語る。

 大会の翌日ももちろん筋トレ。9月に開催される全国大会に向け、動き出した。

原点は「コンプレックス」

 「筋トレ」の原点は高校1年の時に遡る。

 野球部キャプテンを務めていた鴨宮中学校時代。高校での活躍を想像し、足柄高校野球部に入部した。だが、痛感した周囲とのパワーの差。顧問からも線の細さを指摘された。「レギュラーになりたい」。その一心で、筋トレをはじめ、1年の秋にショートのレギュラーポジションを獲得した。

 サラリーマンとして働く今は、出勤前の腹筋・腕立て500回ずつが日課。南足柄の職場へもトレーニングの一環として自転車で通う。これまで破いた作業ズボンは十数本。「またやってしまった」と反省しつつも、大きくなった体を実感。密かに喜びを噛みしめる。西湘地区体育センター、小田原アリーナ、南足柄市体育センターのトレーニング施設を、鍛える部位ごとに使い分けるこだわりよう。

 今でも野球を続けているが、バッターボックスに立てば「インコース、インコース」と相手ベンチからヤジが飛ぶ。大きくなった筋肉が邪魔をし、守備も打撃も下手になる一方だそうだ。

 365日、欠かすことのない筋トレで、その体に磨きをかける。「食事面などでもサポートしてくれる妻には感謝している」と話すものの、実は奥さん「筋肉嫌い」なのだとか。

タンクトップはユニフォーム
タンクトップはユニフォーム

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

商議所が合同入社式

商議所が合同入社式

21事業所124人が参加

4月20日

シネマ館で金次郎鑑賞

シネマ館で金次郎鑑賞

城北RCが市民招き企画

4月20日

相撲取って力比べ

参加募集

相撲取って力比べ

5月4日、早雲杯を初開催

4月20日

親なきあとを支援

親なきあとを支援

 ミニセミナー

4月20日

出馬予定者が討論会

小田原市長選

出馬予定者が討論会

小田原青年会議所が主催

4月20日

求む、纏の振り手

求む、纏の振り手

舞台は北條五代祭り

4月20日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook