小学5・6年生を対象に、2011年度より全面実施した英語教育。新年度がスタートして2カ月、今年も新5年生が「外国語活動」に取り組み始めた。
「アー ユー レディ?」。6月6日、三の丸小学校5年1組の4時間目は、大杉美喜子教諭(44)の一声で始まった。「外国語活動」。週1回の授業は、『聞く』『話す』を中心に展開されている。この日も、音楽に合わせて体を動かし、数字を英語で発音。「13(サーティーン)は歯と歯の間に舌を挟んで」と大杉教諭の説明を受け、児童たちは元気な声を響かせた。その後、テキストのイラストを見ながら、「犬は何匹いる」の問いに、「5匹」と答えていく。もちろん、すべて英語による会話だ。
「英語に慣れ親しむには楽しむことが一番」。そう話す大杉教諭は、手作りのすごろくゲームを使って授業を締めくくった。冨山澄海君は「得意ではないが好き」と、4月からの本格的な英語の時間を歓迎する。ほかにも、「友達と英語で交流できて楽しい」(島崎凜さん)、「外国人と話したい」(鈴木歩睦君)と児童からは意欲的な声が聞こえてくる。1年生から英語教室にも通う小野美佳さんも「将来の仕事に活かしたい」と夢が膨らむ。
各校で異なる取り組み
学習指導要領に基づき、6年前から小学校高学年で必修化した外国語活動。年間35コマが組み込まれている。授業にあたるのは、英語が得意な教諭、そうではない担任の先生などさまざま。さらに小田原市教育委員会では、ネイティブスピーカーが務めるALT(外国語指導助手)を各校に派遣し、子どもたちが本場の英語に触れられる機会を創り出している。
三の丸小では4年生以下も学べる時間を設けるなど、英語への取り組みは各校で異なる。重点的に英語教育を進める片浦小は、1〜4年生も年間15コマ。加えて、10分程度の学習時間を週3回、全学年で確保している。また、教室の一部の掲示物を英語で表記するなど、独自の工夫を凝らしている。
3年後には、5・6年生の外国語活動が必修から教科化され、成績評価の対象に。必修は3・4年生まで広がる。文部科学省は先月、来年度から高学年のコマ数拡大、中学年で活動を先行実施する方針を示し、7月頃に最終決定する見通し。前出の大杉教諭は「耳を慣らし、どんどん話すことで英語に抵抗がなくなる」と期待を寄せる。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
神奈川県警察官友の会社会全体の犯罪防止や治安維持に寄与し、民間の力を合わせて警察官を支援 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
お堀端のボリューミーなステーキ店【NEW OPEN!!】柔らかジューシーな特選&絶品ビーフを城下町小田原で堪能! |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>