市内南鴨宮で薬品販売会社を経営する岸岡昌司さん(70)が、春の叙勲で「旭日双光章」を受章した。
岸岡さんは、個人宅や企業への置き薬配達や、調剤薬局「スマイル薬局」を手がける(株)キシオカ薬品を1988年に設立。公益社団法人「神奈川県医薬品配置協会」の理事を22年間務め、2001〜06年にかけては3期に渡って会長を歴任した。「いつかもらえるのかなと思っていたが、本当にうれしい。もともとの地盤があったからこそここまでやって来られたので、父親に感謝したい」と喜びを口にした。
父が作った地盤富山から小田原へ
岸岡さんの父親で、故・昌美氏も1957〜65年と76〜79年に県医薬品配置協会の会長を務め、79年に秋の叙勲を受章している。
富山県出身の岸岡家は、昌美氏が地元の薬品を販売するために50年に小田原へ。拠点を作って県内の販売拡大に汗を流し、息子の昌司さんも68年から小田原で父親の背中を追って営業活動に励んできた。
昌美氏が配置協会の会長だった頃、当時協議会だった団体の社団法人化に向けて親子で動いた。国内で前例のない取り組みに、「条文作成には10カ月かかるなど、県庁へ何度も足を運んだ。差し入れに、守谷のあんぱんもいっぱい持って行ったなぁ」と昌司さんは懐古する。最終的には定期券を購入して小田原と横浜を往復した甲斐あって、全国で初めて社団法人となった。「団体の地位向上につながった。一般消費者からの信用も増し、置き薬への理解が進んだ」
皇居でさした38年前のピン
5月11日には、皇居で天皇陛下に拝謁した岸岡さん。当日は、38年前に父親が使った勲章用取り付けピンを胸にさして臨んだ。「親父に続く想いで地道に活動してきてよかった」。奇しくも父と同じ古稀で受章した岸岡さんは、柔和な笑顔を浮かべた。
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