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「高齢者ってたいへんだなぁ」 JC青少年育成事業「みらくる」

社会

公開:2017年9月23日

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疑似体験セットを付けた子どもを車いすに乗せスロープを通過(上)・入居者との談笑(下)
疑似体験セットを付けた子どもを車いすに乗せスロープを通過(上)・入居者との談笑(下)

 小田原青年会議所(JC)の青少年育成事業「みらくる〜未来を切り開くスクール〜」。敬老の日を目前に控えた9月16日、社会福祉法人憩の特別養護老人ホームいこいを舞台に、9月授業が行われ、22人の子どもが参加した。

 9月授業のテーマは「共に暮らす」。多年に渡り社会に尽力した高齢者への感謝と長寿の祝い、さらに、子どもたちが体験を通じ感謝の心で共助し、いつまでも心優しく共に暮らすまちを作ろうと、施設・JC・行政・地域包括支援センターの協力のもとに行われた。

介護・看護を体験し給料もらって買い物

 認知症サポーター小学生養成講座を受講した子どもたちは、男女に分かれ、男子は車椅子・介護・高齢者疑似体験を、女子は看護体験し、男女は入れ替わり、すべての仕事を体験した。

 高齢者疑似体験では、四肢の不自由さを体験する重しの入ったベスト、音を遮断する耳あてや見えにくいゴーグルといった疑似体験セットを身に着け、子どもたちは「体が重い。前が見えない」と口を揃えた。車椅子で段差やスロープを乗り越えるときは一苦労。しかし、大人のサポートを受けながら乗っている人に「ちょっと下がりますよ」と声をかけ、車椅子を後ろに傾けて力を込めて押した。看護体験では、看護師が普段使う機器で体温や血圧の測定や、脈をとるなどした。

 その後、施設入居者とおやつを作り、各階へ赴いて振る舞った。一緒に食べながら「何年生なの?」という質問に子どもたちは元気よく答え、入居者との時間を笑顔で楽しんでいた。

 一日の仕事を終え子どもたちには「みらくるマネー」という給料を支給。この疑似通貨でJCが用意した菓子や野菜などを購入し社会の流れを学んだ。子どもたちは「高齢者疑似体験で大変な思いをしたから、今度から優しくしたい」、「僕たちが作ったおやつをおいしそうに食べてくれてうれしかった。体験は楽しかったが、高齢者は目が見えにくかったりして大変ということがわかった」と話した。
 

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