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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2017.09.23

創りだす力生む「継続」
作家の吉目木さんがトークショー

  • トークショーに出席した作家の吉目木さん(左)と映画監督の松井さん

 老いや認知症を描いた映画『ユキエ』と、その続編『折り梅』の上映会が9月2日、小田原市民会館で開催された。

 会場には監督の松井久子さんと、その原作となった芥川賞受賞作品『寂寥郊野』の著者で小田原市出身の吉目木晴彦さんが来場。多くの人々の心を動かす作品を「創りだす力」をテーマに、トークショーを行った。 

 このなかで、「子どもの頃、小説家になりたい人は星の数ほどいるから確率はすごく低いと周囲に言われたけれど、本人にとってみればなれるかなれないか50%の確率」と語った吉目木さん。「数字を上げるには、人に振り向いてもらえる良い作品を書き続けること」。淡々とした語り口調が、会場の笑いを誘っていた。 

 テレビ番組のプロデューサーを経て、50歳を過ぎてから映画監督としてデビューした松井さん。無名の女性監督に俳優がついてきてくれるか不安に思わず、「等身大でできることを真正面から考えて実行していくうちに、自然と色々な出会いに恵まれて形になった」と振り返った。創りだす力を養うには「信じたものを思い続けること」と語るなど、2人とも「継続」をキーワードとして挙げていた。

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