小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2018.03.17
片浦にレモン植樹
耕作放棄地再生へ一歩
片浦地区の農地で3月5日、レモンの植樹が行われた。県と大学が連携し、耕作放棄されたミカン畑を再生する取り組みの一環。
活動は慶應義塾大学の都丸孝之特任准教授を中心に大学生や地元自治会、県、市などが参加。その中で、耕作放棄地の発生原因となる「日照不足」「鳥獣被害」「低い収益性」等の解消に適する作物として推進してきたのがレモン栽培だ。
植樹には、整備作業も手伝ってきた小田原養護学校大井分教室の生徒も参加。雨の中で、大学生らと分担して45本の苗木を植えた=写真。窪田譲統括教諭は「地域が求める力を生徒たちが提供できることも知ってもらえれば」と述べた。
県との連携事業は一旦終了となるが、都丸准教授は「レモンはミカンの3・7倍の収益性があることを継続して農家の皆さんに伝えていきたい」と話した。
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