小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年5月19日
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日本庭園協会神奈川県支部(清水哲也支部長)が4月20日から22日まで、久野の総世寺で石張り工事を行った。
若手庭師の講習の場を兼ね、一昨年から境内で5カ年計画で進められている日本庭園造成。作庭家として国内外で活躍する河西力さん(70)が講師を務め、座学や実技指導を行った。
石張り工事は、ハンマーで砕いて整形した石をパズルのように組み合わせ、美しく並べていく根気のいる作業。庭師のカリスマ的存在である河西さんの教えを受けようと参加した愛知県の糸魚川晃一さん(31)は、「職人は技術だけでなく精神が大事で、内面が庭の形に表れるという言葉が印象的だった」。同じく高松純也さん(38)は、「技術を学ぶことで、新しい仕事にもつながる」と意欲的に取り組んでいた。