小田原・箱根・湯河原・真鶴 コラム
公開日:2020.07.04
〈寄稿〉小田原ゆかりのチンチン電車保存会小室刀時朗
チンチン電車と小田原
〜第3回〜
市内線の廃止は、昭和25年小田急線の箱根湯本駅乗り入れ前からささやかれました。登山鉄道の電圧600ボルトを小田急線の1500ボルトに変更する必要がありますが、軌道線は変更できず給電できないからです。
一方、国道1号線は昭和30年頃には交通量が激増していたため、神奈川県は改修工事を計画、軌道線の廃止・撤去を要請してきました。ついに軌道線は廃止されることになり、営業最終日の昭和31年5月31日には花電車が運行されました。
参考文献
『箱根登山鉄道のあゆみ』箱根登山鉄道(株)発行
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