戻る

港南区・栄区 政治

公開日:2026.02.12

衆院選
新田氏、永田氏が初当選
中道・早稲田氏は比例復活

  • 菅元総理と万歳する新田氏(右)花束を抱え当選を喜ぶ永田氏

    菅元総理と万歳する新田氏(右)花束を抱え当選を喜ぶ永田氏

  • 支援者にあいさつする早稲田氏

    支援者にあいさつする早稲田氏

  • 新田氏、永田氏が初当選 (写真3)

  • 新田氏、永田氏が初当選 (写真4)

 衆議院議員総選挙の投開票が2月8日に行われた。菅義偉・元首相の引退で新人5人がしのぎを削った神奈川2区(港南区・西区・南区)は自民党の新田章文氏(44)が、神奈川4区(栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)は自民党新人の永田磨梨奈氏(42)が初当選した。4区の中道改革連合前職の早稲田夕季氏(67)は比例復活で4選。

神奈川2区

 2区には新田氏のほか、いずれも新人の中道改革連合の柳家東三楼氏(49)、国民民主党の片山智絵氏(34)、共産党の並木まり子氏(74)、参政党の平本幸次郎氏(63)が立候補していた。

 1996年の小選挙区制導入から10回連続で当選していた菅義偉元首相(77)が解散直前に引退を表明。20年間、秘書を務めてきた新田氏を後継に指名した。選挙戦で新田氏はたすきの裏に菅氏が使用していたものを縫い付けて臨むなど、後継者であることを前面に押し出した。陣営からは「今回は菅の11回目の選挙のつもりで戦う」との言葉も聞かれ、事務所の骨格は菅氏の選挙時と同様だった。公示後は商店街や駅前で演説を繰り返し、菅氏が進めてきたふるさと納税やインバウンド政策、不妊治療の保険適用などを「希望」と表現し、「時代に合わせて希望を進化させ、さらに大きな希望を作っていく」と訴えた。終盤には港南区、西区、南区のそれぞれの公会堂で集会を開き、いずれも菅氏が駆け付けて新田氏の支持を呼びかけた。

 8日午後8時過ぎにテレビで当選確実が報じられると、南区宮元町の選挙事務所そばに設けられた会場に新田氏が姿を見せ、集まった約200人の支援者とともに待ち構えていた菅氏から祝福を受けた。菅氏は「総理大臣になった時、新田君を総理大臣秘書官に指名した。やはり先見の明があった」と語り、会場の笑いを誘った。新田氏は「菅先生のお力があったからこそ、戦い抜くことができた」と感謝し、「次の時代の希望を作っていくため、秘書として活動してきた目線も忘れず、この国のために働いていく」と決意を述べた。

 今まで政治活動の経験がなく、会社員から挑んだ片山氏は自身の大学時代に苦しい生活をした経験から、お金の不安がない社会を掲げた。税金・社会保険料の負担を減らし手取りをふやす政策や共働きの子育て世代への支援を訴えたが、新田氏に及ばず次点となった。「一人ひとりに光を当てる新しい政治を始めたいと思い立候補したが、その思いがかなわず無念だった」と振り返るが「結果に真摯に向き合い、次の機会に備えたい」と前を向いた。

 2024年の衆院選で立憲民主党から出馬し、菅氏に次ぐ得票を得た柳家氏。落選後も地道に地域を周り活動し、一定の知名度は見込まれたが菅氏の地盤を引き継ぐ新田氏の支持層は厚く及ばなかった。給付付き税額控除の導入、クリーンな政治など「新しい政治、新しい風」掲げるも、前回から得票数は約5000減、得票率も落とす結果となった。

 神奈川4区

 午後8時の投票締め切り直後から、支援者が集まり始めた鎌倉市大船の永田磨梨奈選挙事務所。9時過ぎには松尾崇鎌倉市長、浅尾慶一郎参議院議員や市議らが駆けつけた。

 テレビで開票速報を見守るなか、優勢との報道が伝えられると、事務所内に歓声が沸き起こった。日をまたぎ午前0時14分に当確が報じられると、永田氏が事務所を訪れ、支援者らと万歳で喜びを分かち合った。

 21年ぶりに4区小選挙区で自民党が議席を獲得したことに対して永田氏は、「9万票を超えるたくさんの期待をいただき身の引き締まる思い。13年間地方議員として活動してきた経験を活かして、課題に取り組んでいきたい。自民党、高市総裁の人気があったからこその当選でもあり、次の選挙でも踏ん張れるように、期待に応えていきたい」とあいさつした。

 永田氏は、2013年に鎌倉市議に初当選。19年から神奈川県議会議員を務め、今年1月に衆院選への立候補を表明し辞職した。

「重み受け止め国会へ声を」

 中道改革連合の前職・早稲田氏は、小選挙区での敗戦が確実となると鎌倉の選挙事務所に姿を見せ、「高市首相人気がこれほどまでとは。精一杯やり切ったけれど私の力不足」と支援者らに深々と頭を下げた。その後、比例代表で復活当選が伝えられると、「8万2939票の重みをしっかりと受け止め、これまで以上に国会に声を届けたい」と気を引き締めた。

 議席を獲得できなかった新人で参政党から立候補した田宮零一郎氏(35)は、「有権者に声を届けきれなかった。それでも二者択一だった4区の選挙に一定の影響は与えられた」と振り返った。

 4区小選挙区の投票率は、前回を2・71ポイント上回る61・83%で、県内20選挙区で最も高かった。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

港南区・栄区 ローカルニュースの新着記事

港南区・栄区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS