第43回全国JOCジュニアオリンピックカップの夏期水泳大会がこのほど開催され、小田原市内3つのスイミングクラブから小中学生計6人が出場した。今年はコロナ禍の影響で、都道府県ごとに本戦を実施し、通信でランキングを決定する。神奈川県内の選手たちは9月20日、横浜国際プールで競技に臨んだ。
神奈中スイミング
神奈中からは、100mバタフライと100m背泳ぎに石塚夕貴さん(相洋中1年)、50mと100m背泳ぎに久保田天来さん(町田小6年)が出場した。休講期間を思い返し「ただ水に入ることが楽しい」と声を揃える。タイムは思うように伸びなかったが「初めて100mにも出場でき、緊張したが全力で泳げた」(久保田さん)、「3カ月泳げず体力も落ちた。でも今の精一杯で悔いはない」(石塚さん)と振り返った。
スポーツプラザホウトク
長谷川彩美さん(城北中2年)は200m自由形に出場。全国大会は昨年に続いて2度目の挑戦だった。「昨年の反省を生かし、最後のキックの追い込みを意識して練習に励み、今回は自己ベストを更新できた」と話す。初出場の西岡美釉さん(久野小4年)は50mバタフライに挑戦。「練習中に右脚を痛めたけど、本戦では痛みは意識しなかった。JOCに出られてすごく嬉しい」と笑顔を見せた。
小田原スイミング
今回が4回目の全国大会という加藤紗季さん(中井中1年)。200m個人メドレーで「当日の泳ぎは良かったけど、後半にばててきた。今後はもっと頑張って速いタイムを目指したい」と振り返る。山中知子さん(豊川小4年)は50m自由形、50m背泳ぎに出場。「初めての全国大会で緊張した。5、6年生と戦えたのは良い経験。全国には自分より速い選手が多いので追いつきたい」と意欲を示した。
なお、本戦の結果を基にした全国ランキングは今後、主催の日本水泳連盟が発表を予定(10月12日起稿)。