小田原・箱根で「鬼滅柄」 寄木細工の伝統模様に注目

文化

掲載号:2020年11月21日号

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「鬼滅柄」の市松、麻の葉、鱗の作品を持つ露木さん親子
「鬼滅柄」の市松、麻の葉、鱗の作品を持つ露木さん親子

 漫画を原作に2019年にアニメ化され、今年公開された劇場版も好調の『鬼滅の刃』。そんな中、登場人物の着る羽織の柄にも関心が集まっている。

 主人公・竈門炭治郎の「市松模様」、鬼と化した妹・禰豆子の「麻の葉」、主人公を助ける仲間・我妻善逸の「鱗」などの「鬼滅柄」は、小田原や箱根の街中の至る所で見ることができる。いち早く鬼滅ブームに便乗!?したわけではなく、実は、この柄たちは地域の伝統工芸「箱根寄木細工」の模様だ。

 寄木細工は、江戸時代後期に箱根「畑宿」を中心に発展した多種多様な木で模様を作る工芸。技術を現代に受け継ぐ小田原市の伝統工芸士・露木清勝さん(66)と清高さん(41)親子は「漫画に出てくる柄が寄木細工と同じ、と職人の間でも話題になっていた」という。寄木細工には、日本の伝統模様として縁起が良い柄が採用されており、市松には「繁栄」、麻の葉、鱗は「魔除け」の意味を持つ。中でも、鱗柄は箱根細工技能士の試験課題でもあり、「鱗を纏う善逸により親しみが湧く」と清高さん。

 伝統工芸が今も息づく地域だからこそ、ハルネ小田原のエスカレーターの仕切りガラスには禰豆子柄=写真左=、小田原市豊川小学校のクラスサインには炭治郎柄=写真右=と探すのも楽しい。

 物語の中には寄木細工で作られた「秘密箱」も登場し、「刀鍛冶の里って畑宿がモデル?」と考察も尽きない。露木さん親子は「作者が寄木細工に関心を持ってくれているとしたら光栄。子どもたちが伝統模様を知るきっかけになりうれしい」と話した。

現在も多くの職人が住む畑宿
現在も多くの職人が住む畑宿

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