湘南ベルマーレ 「ヒサの遺志」地域と共に 郵便局とがん啓発で連携

教育

掲載号:2021年3月27日号

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当紙インタビューに答える久光選手(16年)
当紙インタビューに答える久光選手(16年)

 湘南ベルマーレが3月13日、県西103の郵便局と、がんの啓発を含めた活動に取り組む地域連携協定を締結した。昨年12月に39歳で死去した元フットサル日本代表、久光重貴選手が紡いだ縁により、小児がん患者支援への思いが継続されることになった。

 2008年から湘南ベルマーレフットサルクラブに所属し、日本代表にも選出された久光選手は、31歳で右上葉肺腺がんが発覚。抗がん剤治療をしながらプレーを続ける一方、小児がん病棟の慰問や中高生向けの講演で、夢を持つことの大切さを伝える活動を積極的に行ってきた。

 協定の発端は19年秋。久光選手が入院していた県立がんセンター(横浜市)で、横浜仲通(なかどおり)郵便局長だった桑原智(さとし)さん(当時61)と同じ病室になったことがきっかけだ。

 久光選手が力を注いでいた啓発への熱意に桑原さんも賛同。2人は「闘病中の子どもたちに地域から手を差し伸べたい」と、両組織の連携を進めてきたが久光選手は昨年末、桑原さんも締結式が目前に迫った今年2月に息を引き取った。

「勇気与える活動を」

 13日の締結式には(株)湘南ベルマーレ、同フットサルクラブを運営する(株)小田原スポーツマーケティング、日本郵便(株)県西部地区連絡会の関係者が出席。がん啓発や青少年育成などの協力内容が発表された。

 チームのクラブハウスで2人と会ったという水谷尚人湘南ベルマーレ代表取締役社長は「地域になくてはならない存在として何かしたいと話していた。組織と組織で新たな取り組みに挑戦したい」と抱負を語った。

 小田原スポーツマーケティングの古川剛士代表取締役兼CEOは「提携というかたちで遺志が引き継がれ、改めて『久光凄いな』という思い」と語った。同連絡会の高梨哲也統括局長も「がんを患っている子どもたちに勇気を与える活動をしたい」と話した。

 3者は今後、それぞれが実施してきた「手紙の書き方教室」と「小学校体育巡回」の連携、がん啓発を取り込んだサッカー教室など、2人の思い実現に向けた検討を進めていく。

協定書を持つ水谷氏(右)と古川氏(中央)、高梨氏(左)
協定書を持つ水谷氏(右)と古川氏(中央)、高梨氏(左)

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