小田原駅東口の小田原駅前お城通り商店会がこのほど活動を本格的に再開し、7月に総会を行う予定だ。
同商店会は東口ロータリーから旭丘高校前丁字路を通り、お堀端通り交差点付近までの約500m内にある企業と店舗で組織されているが、10年ほど前から表立った活動が行われていなかった。2018年にミナカ小田原の建設工事が始まったことを契機に、若手経営者ら数人が中心となって活動再開の準備を進めてきた。現在、通りにある約150の企業と店舗に商店会への加入を呼び掛けている。
新たに副会長を務めることとなった居酒屋・じんりき厨房の野田迅さん(51)は、「ミナカ小田原や東横イン、天成園 小田原駅前別館などホテルができたことで、コロナ収束後には必ず人流が増える」と見込んでいる。「個店でできることは限られている。人が集まり知恵を出し合えば、絶対に素晴らしいことがあると思う。若い人たちにたくさん参加してもらい、新しい発想で通りを盛り上げていきたい」と、再始動への思いを語った。
会長の高橋空也さん(46・和菓子・菜の花)は、「コロナが落ち着いたら、再開発により広くなった歩道やミナカ小田原の金次郎広場を利用して賑わいの創出に頑張りたい」と今後の展望を話す。まずは通りの安全・安心の確保を目的に、年末ごろまでに防犯カメラを設置する予定だ。