小田原・箱根・湯河原・真鶴 政治
公開日:2022.04.16
来春の県議選選挙区
足柄下、南足柄市と合区案
県議会検討委で賛成多数
来春の県議選に向け、定数や選挙区見直しを検討してきた神奈川県議会の議員定数等検討委員会(桐生秀昭委員長・自民)は、4月11日の第7回委員会で、強制合区の対象となっている「足柄下」(定数1)について、「南足柄市」と合区し「南足柄市・足柄下」(同1)を設置するなどとした委員会案を賛成多数で決めた。案では、現在の「南足柄市・足柄上」(同1)は分区し、足柄上(同1)を単独選挙区とする。委員会案は共産を除く自民、立民、公明、県政、民主の5会派が賛成した。
公選法の規定では、選挙区の人口が全県の議員一人当たりの人口の半数を下回った場合、強制合区の対象となる。2020年の国勢調査によると、県の議員一人当たりの人口は8万7974・6人。同調査で足柄下郡は4万1441人で、県の議員一人当たり人口の半数を下回るため、隣接の小田原市、南足柄市、足柄上郡いずれかと合区が必要となっていた。
案はこの後、委員会が報告書と条例改正案を作成し、5月開催予定の県議会第2回定例会に上程され審議される見通し。
南足柄市と足柄下郡の合区案には、南足柄市と、足柄上郡5町の町長(連名)がそれぞれ反対とする要望書を、3月までに小島健一県議会議長に提出していた。
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