小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2022.08.20
県西1市3町21年観光客
小・箱・真で281万人増
湯河原町は10万人減
神奈川県は8月5日、2021年に県内を訪れた入込観光客に関する調査結果を発表した。小田原市、箱根町、真鶴町の延べ観光客数はいずれも前年比で増加した。
小田原市は、コロナ禍などで大幅に落ち込んだ20年に比べ159万人(42・8%)増加し、延べ529万人だった。
箱根町は前年比93万人(7・4%)増となる1350万人、真鶴町も前年比29万人(37・8%)増え106万人。いずれも17年以降減少が続いていたが、増加に転じた。
小田原市、箱根町、真鶴町を合わせると281万人(16%)増の1985万人に上る。
ただ、湯河原町は前年比10万人(2・8%)減り、350万人となった。
新施設開業など要因か
県はこうした背景について、小田原市では小田原城址公園などへの来訪者数の増加のほか、20年12月にグランドオープンしたミナカ小田原、昨年7月に開館した市観光交流センターなど、新施設の開設が影響しているとみている。
また、箱根町については、新型コロナウイルスのワクチン接種の広まりなどにより旅行需要が徐々に回復しつつあると分析。真鶴町については、磯遊びや釣り客の増加などが入込客数増を後押ししたとみている。
一方、減少が続く湯河原町に関して県の担当者は「昨年の緊急事態宣言などで町内の宿泊客数が低迷したほか、多くのイベントが抑制されたことも影響した」と話した。
県全体では877万人増
県全体の観光客数は延べ1億1725万人で、前年(1億849万人)より877万人(8・1%)の増加となった。
県内ではこれまで、09年に1億8357万人に上ったが、11年は東日本大震災の影響で1億5197万人に減少。12年以降は増加傾向にあり、17年に初めて2億人を突破した。以降、18年は2億26万人、19年には過去最高となる2億467万人と、3年連続で2億人を超えていた。
ただ、20年は新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大した影響で、前年の半減近くまで激減していた。
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