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公開日:2023.06.10

旧市民会館跡地
活用の具体案 今年度中に
支援業務の交渉権者公表

  • 旧市民会館等の整備活用方針図(市資料より作成)

 解体工事が進む旧小田原市民会館の跡地を含めた活用について小田原市は6月6日、公募していた「エリア価値向上支援業務」の優先交渉権者を公表した。市は今年度中に具体的なイメージ図の作成や基本構想の策定などを進め、次年度以降に試験的な活用を行い、2025年度の整備着手を目指す。

 優先交渉権者に選定されたのは、藤沢駅北口地下歩道や横浜駅西口駅前広場などの整備、設計などの実績を持つ(株)オリエンタルコンサルタンツ神奈川事務所(横浜市)。本契約の締結を経て、市は基本設計や付随する整備、管理も含めた事業手法などのプラン策定などを委託する。同業務の期間は24年12月末まで。

広場や食の提供も

 整備計画が進められるのは21年7月に閉館した旧市民会館跡地と西側の本町臨時駐車場、南側の小田原市土地開発公社用地など。市は昨年8月から地域住民らと意見交換を行い、今年3月に活用計画を発表した。

 計画では活用コンセプトを「まちのリビング〜まちなかでの新しい過ごし方を創出する〜」とし、市外からの来訪者と地域住民が集う広場づくりを目指す。エリアは旧市民会館跡地に緑のある「くつろぎゾーン」を配し、本町臨時駐車場は食を基本としたサービスを提供する「ウェルカムゾーン」、ほかを駐車場ゾーンにする方針を打ち出している。

 市未来創造・若者課の担当者は「市民や事業者と意見交換を行い、観光や日常生活の中で誰もが気軽に利用できる場所としての整備に向け、活用イメージを共有しながら具体的に検討していきたい」と話している。

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