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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2023.12.23

「間違え」も楽しい時間に
認知症高齢者が接客

 「まちがえちゃっても、まぁいいか」-。認知症の高齢者がホールスタッフを務める「注文をまちがえる あつまあるかふぇ」が11月、むすび処茶のまある(小田原市本町)で開催された。

 主催は小田原市グループホーム・小規模多機能連絡会で、認知症への理解や当事者が自分らしさを取り戻せる場として企画された。小田原市内では昨年に続き2度目。

 この日、市内のグループホーム利用者を中心に約25人がおそろいのエプロンを身にまとって接客=写真。オーダー内容を忘れて確認に戻ったことをきっかけにコミュニケーションを楽しむなど、会場は笑顔であふれていた。食事をした女性は「たのしい時間を過ごすことができた」と話した。同連絡会の川井悠司代表は「最初は表情が固かったが、仕事に慣れると180度表情が変わった。会場にいる人みんなが許し合えるという空気を作ったからだと思う。今後も続けていきたい」と振り返った。

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